3月のawa学びの場

桜の開花がめずらしく遅れましたね。
昨日あたり、やっとちらほらと小さな薄桃色の花がほころび始めました❀❀
今年は私が子供だったの頃のように「入学式を飾る満開の桜」がみられるかもしれません。

3月のawaは学びの場でした。
この日は9人が集まって語り合いました。

≪この日のおはなし≫
おいしいおかゆ/三人の糸つむぎ女/カンチルかたつむりとかけっこする
長ぐつをはいたねこ/ありこのおつかい/りゅうになった三郎
ひきどんとうさぎどんの餅つき/赤鬼エティン/皇帝にもらった花のたね

「長いおはなしを語る」
今、私が所属しているサークルで「30周年記念おはなし会」の準備をしています。
今回は比較的若手のメンバーが長いおはなしに挑戦します。
おはなしの柄にもよりますが、20分近い、又はそれ以上のおはなしを語るには、
最後までおはなし世界を保つ「気力・体力」と「工夫」が必要になると思います。
語り手がおはなしから落ちてしまったり、疲れて語りが流れてしまっては「聞き手」はついていくことが難しいですものね。

何度も何度も語り込み、聞き手にもおはなし世界がはっきり見えるように頭の中の「絵」を鮮明に作りこんでいく。
当然一つのおはなしとしっかり向き合う事になりますし、エネルギーや声の配分を考えないと語り切れない場合もありますから、自分の声を知り、どう生かしていくかを探る必要もあります。
無造作に語り始めると、途中で息切れしたりおはなしの山場で「がなり声」まで使わなければならなくなるなんて事も…(>_<)
どのように始めて、大切な場面ではどんな息遣いや声を使い、そしてどう終わりを迎えるか。
何度も、そして何通りも語ってみる。

自分がどんな世界を見たいのか、聞き手に見せたいのかを探しながら、自分の声を意識して練習を重ねる事は本当に深い学びに繋がります。
普段の語りの会ではなかなか披露する順番が回ってこないこともありますが、自分の学びの為に長い語りに挑戦してみるのもいいかも知れませんね。