🦀『民家で夜語り』~かにかにこそこその活動~

町の民俗資料館と図書館が共催し、おはなしサークル「かにかにこそこそ」が協力する形で20年続けてきた夜のおはなし会『民家で夜語り』。
コロナ禍で2年間お休みしましたが、21回目の今年は少し違った形で再開することとなりました。
民俗資料館からのご提案を受けて地域の「郷土芸能」とコラボすることとなり、語りだけで2時間を使った催しが、前半1時間「郷土芸能」、後半1時間「語り」の形となったのです。

「来て下さるお客様はこれまでの「夜語り」を想像していらっしゃるかもしれない…」
「伝統芸能の方を楽しみにされて「語り」は初めての方が多いかもしれない…」
不安と期待の入り混じる中皆で話し合い、これまで入れていた長いおはなしをやめ、
民家の雰囲気にあう昔話を中心としたプログラムを用意してドキドキしながら当日を迎えました。

   

今回披露された郷土芸能は「上富のお囃子」と「竹間沢車人形」。
夜の民家に鳴り響く笛や太鼓の音はとても心地よく、おかめの舞や獅子舞を堪能し、文楽人形を一人で演じる「車人形」の仕掛けや、演じられる人形の微妙な動きに皆がじっと見入りました。

そして休憩をはさんでいよいよ「語りの時間」です。
この日のプログラムは「貧乏神/舌切雀/お血脈/猫魔ヶ岳の妖怪/鬼の面」の5つ。
どんな会になるんだろう^_^;…。
ところが始まってみれば最初の「貧乏神」からお客様の反応の良い事!😲!(≧▽≦)😂🤣
笑いに包まれて3つのおはなしが進み、しんみりとしたおはなしから最後のめでた話まで、
お客様は途切れることなく私たち語り手と共におはなしの世界を作り上げてくださいました。
民家の雰囲気や秋の夜の風情に助けてもらえるとはいえ、こんなに素晴らしい聞き手を得られる機会はなかなかありません。最初の伝統芸能で皆さんの気持ちが解放され、おはなしを楽しむ準備が出来上がっていたのかも…。

兎にも角にも不安の中で始まった会は、何とも心地の良い豊かな時間となりました。
メンバーからも「今後もこの形で続けていったらよいのでは」という声が上がり、
コロナによって変わらざるを得ない様々な中に、嬉しい光を見ることが出来ました。
さて、来年はどうなっていますか。
更に良い方向へ向かっていると信じて、仲間と共に1つ1つ進んでいきたいと思います。