🌱語り仲間の発表会💐

11月9日金曜日は、
川越で広く活動されている「むかし語りの会」の『大人のおはなし会』を聞きに行ってきました。
20人ものメンバーを抱えるこのおはなしグループは
年に2回、6月と11月に大人の為のおはなし会を開いていらっしゃいます。
これまでも何度か聞きに行かせて頂きましたが、今回は私にとってちょっと特別な会でした。

と申しますのは、
この「むかし語りの会」に所属するのとほぼ同時に、
awaでもビギナーとして練習を始めてくださったお仲間が『大人のおはなし会』にデビューする日だったのです。
awaでは、初めておはなしを覚える方々に、
「世界でいちばんきれいな声」/「とりのみじい」/「ふしぎなたいこ」
の3つから最初の一歩のおはなしを選んで頂きます。
その後は、なるべくスタンダードなリスト(主に東京子ども図書館「おはなしのリスト」)から次のおはなしをご自分で選んでいただいていますが、
多くの方が、短めの比較的覚えやすいと感じるお話を選ばれる中で
その方は早い時期から「このおはなしが好き」とおっしゃって、
『12のつきのおくりもの』というスロバキアの昔話に挑戦されていました。

~ひとけのない冬の森、深い雪、あかあかと燃えるたき火、スミレの紫、イチゴの赤と、
色彩的にも非常に豊かなイメージをもった話で、月の精の杖のひと振りで、冬の森が
一瞬のうちに春に、夏に、秋に変化するところは絵のように美しい。
静かだが、内在する力の大きい話だから、心をこめて語ってほしい~

「おはなしのリスト」/『東京子ども図書館』の説明にもあるように、語りにエネルギーが要求されるお話です。
その通りに、活字が体の中に入ってからもおはなしの世界を作るのに苦労なさっているのを折々awaで拝見しておりました。
一時はこのおはなしから離れて別のおはなしを覚えたりしながらも、
ご自身の中で咀嚼や醸造を繰り返されていたのでしょう。
発表会ではたくさんの聞き手を前にして、見事に美しく張りつめた冬の世界を作り上げていらっしゃいました\(^o^)/

そして実は私にとってこのお話は、語りを学び始めた20年前に初めて覚えた1話目のお話。
小学校の頃からマルシャークの「森は生きている」が大好きだった私は、
その元となっているこのおはなしから、どうしても語りの一歩を始めたかったのです。

~「どうしてもこのおはなしを語りたい」~

同じ気持ちを持った者として、私にとってもこの日は特別な「語りの会」となりました。
そして語りを始めた方々が、「語り手」として成長されていく様子を見ることの出来る幸せ。
awaを続けていてよかったとしみじみ思った日でもありました。